支援事業(授産事業)にかかわる皆様へ

代金未払いにご注意ください!

 

昨年11月、電話で商品の注文がありました。段ボール箱3箱、代金4万円を超えました。納品書と振込用紙を入れて発送しました。

 ところが、1ヵ月たっても振り込みがないため、督促の手紙を出しても返事はなく、電話も通じない状況でした。以後、以下のような手順を踏んで対応しました。

 

12月末: 内容証明付き督促状を送る(返事なし)。

今年1月:弁護士の助言を受け、簡易裁判所にて「訴状」を作成。送付された。

2月下旬:裁判所から保管期限が過ぎて不送達(受取がない)になったため、住

     民票が必要という連絡があった。

3月上旬:注文者に住民票に記載のないことが判明し、「強制執行」は難しく、代金回収の可能性は低いと裁判所から説明を受ける。

3月中旬:再度、弁護士の助言で、登記簿を取り寄せ、相手の近隣の方と連絡を取ることができた。注文者は未納の常習者のようで、私たちと同様な被害を受けている同業者(自然食品店の蟹屋)を知ることができ連絡を取りあう。

3月下旬:被害者同志4人で現地へ足を運び、注文者の家を訪問する。ひと悶着の末、地元の警察に相談し、助言を得て、再び督促状と振込用紙を送付する。その際、支払いがなければ警察に被害届を出す旨も手紙に書く。

4月上旬:注文者より「必ず振り込む」という連絡が入る。

4月中旬:全額支払いを受ける。

 

 商品を発送して5か月間、時間も手間も費用もかかりました。私たちの販売方法に甘さがあったことは否めません。最後に地元の警察が出てきて、直接三者でやり取りしたのが一番効果的だったように思います。私たちと同じような思いをなさることがないよう気を付けてください。

 特に初めてのお客様に商品を発送する場合は、前払いか代引きの方法がよいかと思います。

連絡先:社会福祉法人かれん ℡/fax:045-545-8939

        蟹屋(自然食品店) ℡/fax:0466-44-0892